多肉植物 葉挿し:【完全ガイド】初心者でも驚くほど簡単に増やせる失敗しないコツ
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多肉植物 葉挿し:【完全ガイド】初心者でも驚くほど簡単に増やせる失敗しないコツ

5/17/2025, 11:34:21 PM

多肉植物の葉挿し、簡単そうで意外と難しい?この記事では、葉の選び方から根が出るまでの管理、その後の育て方まで、初心者さんがつまづきやすい点を徹底解説。これであなたも葉挿しマスター!

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ぷっくり可愛い多肉植物、もっと増やしたいと思ったことはありませんか?「多肉植物 葉挿し」は、葉っぱ一枚から新しい命を育てる、とても魅力的な増やし方です。でも、「やってみたけどうまくいかない」「根っこは出たけどその先が…」なんて声もよく聞きます。確かに、ちょっとしたコツを知らないと、ただ葉っぱが枯れてしまうこともあります。この記事では、多肉植物の葉挿しを成功させるために必要な準備から、根や芽が出るまでの管理方法、そしてその後の育て方まで、初心者さんがつまずきやすいポイントを分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたも葉挿し名人への第一歩を踏み出せるはずです。

多肉植物 葉挿しの基本:準備と最初のステップ

多肉植物 葉挿しの基本:準備と最初のステップ

多肉植物 葉挿しの基本:準備と最初のステップ

葉挿しに使う葉っぱを選ぼう

多肉植物の葉挿しを始めるなら、まずは使う葉っぱ選びが超重要です。どの葉っぱでもいいわけじゃないんです。元気いっぱいで、肉厚な葉っぱを選びましょう。徒長(間延びすること)してひょろひょろした葉っぱや、病気になっている葉っぱは避けましょうね。土に触れている下葉の方から取るのがおすすめです。取る時は、葉っぱの付け根を傷つけないように、優しく左右にゆすったり、ひねるようにして茎からきれいに外します。ここがポイントで、茎に少しでも葉っぱの組織が残っていると、そこから新しい芽が出やすくなるんです。

葉っぱを乾かして準備する

茎から外した葉っぱは、すぐに土に置いちゃダメ。切り口をしっかり乾かす必要があります。風通しの良い日陰に数日置いておきましょう。切り口が乾いて、少しキュッと締まった感じになればOKです。この「乾燥期間」が、病気になったり腐ったりするのを防ぐ大切なステップなんですよ。焦らずじっくり待ちましょう。この間に、葉っぱは自ら子孫を残すための準備を始めるんです。なんか神秘的ですよね。

  • 元気で肉厚な葉を選ぶ
  • 茎からきれいに外す
  • 風通しの良い日陰で数日乾かす

葉挿しからの成長:発根・発芽のサイン

葉挿しからの成長:発根・発芽のサイン

葉挿しからの成長:発根・発芽のサイン

葉挿し、じっと我慢の観察タイム

葉挿しを土の上に置いたら、ここからは待ちの時間です。正直、これが一番ソワソワするかもしれません。毎日覗き込みたくなりますが、そこはぐっと我慢。水やりはまだ必要ありません。葉っぱ自体に水分と栄養が蓄えられているからです。大切なのは、風通しが良くて明るい日陰に置いておくこと。直射日光は禁物ですよ。しばらくすると、葉っぱの切り口あたりをよく見てみてください。白いプツプツや、細い糸のようなものが出てきたら、それが「発根」のサインです。

待望の発芽!小さな葉っぱが見えたら

根っこが出てきたら、次は「発芽」の番です。根っこの近くから、親葉とは違う、小さな小さな葉っぱの赤ちゃんが出てきます。これがもう、めちゃくちゃ可愛いんです。この新しい葉っぱが出てきたら、多肉植物の葉挿しは大成功!って思っていいですよ。でも、焦りは禁物。親葉についているうちは、まだ赤ちゃん苗は親葉から栄養をもらっています。無理に離したりせず、自然に枯れていくのを待ちましょう。

葉挿しの成長サイン

  • 切り口からの白いプツプツや細い糸(発根)
  • 根の近くからの小さな葉っぱ(発芽)
  • 親葉がだんだんしぼんでくる

根と芽が出たらどうする?水やり開始の合図

根っこが出て、小さな葉っぱが確認できたら、いよいよ水やりを開始します。ただし、たっぷりあげる必要はありません。土の表面が軽く湿る程度で十分です。霧吹きで優しくシュッシュッとあげるのもいい方法です。水やりのタイミングは、土が完全に乾いてから。常に湿っている状態だと、根腐れの原因になります。赤ちゃん苗はまだデリケートなので、過保護になりすぎず、でも見守るくらいのスタンスがちょうどいいかもしれませんね。

多肉植物 葉挿しでよくあるQ&A

多肉植物 葉挿しでよくあるQ&A

多肉植物 葉挿しでよくあるQ&A

葉挿しがなかなか発根・発芽しないんだけど?

多肉植物の葉挿し、始めたはいいけど、いつまで経っても根っこも芽も出てこない!って、結構よく聞く悩みです。これ、原因はいくつか考えられるんですよね。まず、葉っぱ自体が元気じゃなかった、っていうのが一番ありがち。あとは、置いている場所が暗すぎたり、寒すぎたり、逆に暑すぎたり。適切な温度は20度前後と言われていますが、日本の四季は変化が激しいですから、調整が難しいこともあります。

それから、時期も大事です。多肉植物の多くは春秋が生育期なので、葉挿しもこの時期に行うのが一番成功率が高いです。真夏や真冬は休眠期に入ることが多いので、葉っぱも増える気力が湧かないのかもしれませんね。私の最初の葉挿しは冬にやって、見事に全滅しました。その時は、ただ葉っぱを土に置けば増えるもんだと信じて疑いませんでしたから、いい勉強になりました。

  • 選んだ葉っぱは元気だった?(徒長や傷みがないか)
  • 置いている場所の環境は?(明るい日陰、風通し、温度)
  • 葉挿しをした時期は適切?(基本は春秋)
  • 土は清潔?(使い回しや古い土は避ける)

親葉が枯れないんだけど、どうすればいい?

根っこも芽も出てきて、赤ちゃん苗が順調に育っているのに、いつまで経っても親葉が元気なまま…ってこと、ありますよね。これもよくある質問です。結論から言うと、全然大丈夫。親葉は赤ちゃん苗が一人立ちするまでの栄養貯蔵庫みたいなものです。赤ちゃん苗が自分で光合成できるようになるまで、親葉からエネルギーをもらっているんです。

無理に親葉をもぎ取ったりしないでくださいね。まだ赤ちゃん苗が親葉に頼っている証拠ですから。自然に水分と栄養を吸い尽くされて、シワシワになって、やがて枯れてポロッと取れるのを待ちましょう。それが、赤ちゃん苗が「もう大丈夫だよ!」って教えてくれるサインなんです。焦らず、見守ってあげるのが一番です。

多肉植物 葉挿しで増えやすい種類、増えにくい種類ってあるの?

はい、あります!多肉植物の中には、葉挿しで驚くほど簡単に増える種類と、ちょっと気難しい種類がいるんです。セダム属やエケベリア属の多くの品種は、葉挿しの優等生と言えるでしょう。特に「虹の玉」や「オーロラ」、「七福神」なんかは、ポロっと落ちた葉っぱから勝手に増えてる!なんてことも珍しくありません。初心者さんにおすすめです。

一方で、ハオルチア属やアガベ属、リトープス(メセン類)などは、葉挿しではまず増えません。これらの種類は、株分けや種まき、あるいは子株を外すなど、別の方法で増やすのが一般的です。葉挿しにチャレンジする前に、育てている多肉植物が葉挿しに向いている種類なのか、japanplantcare.com などの専門サイトで調べてみると良いでしょう。種類によって最適な増やし方が違う、ということを知っておくと、無駄な失敗を減らせますよ。

多肉植物 葉挿し苗の育て方:鉢上げと植え替え

多肉植物 葉挿し苗の育て方:鉢上げと植え替え

多肉植物 葉挿し苗の育て方:鉢上げと植え替え

葉挿し苗、いつになったら一人前の鉢へ?鉢上げのタイミング

多肉植物の葉挿しで、根っこも芽も出てきて、小さな赤ちゃん苗が親葉の横でぷくぷくしてきたら、次はいよいよ「鉢上げ」のタイミングです。鉢上げっていうのは、葉挿しをしていた土から、一人用の小さな鉢にお引っ越しさせてあげること。じゃあ、いつやればいいの?っていうのが悩むところですよね。

目安としては、赤ちゃん苗の葉っぱが2~3枚以上になって、親葉がだいぶシワシワになってきたり、もう完全に枯れてポロッと取れたりした頃。根っこもそれなりに伸びて、自分で水分や栄養を吸収できそうなくらいになっているのがサインです。慌てて早すぎると、まだ自立する力がなくて枯れちゃうこともあるし、遅すぎると根が絡まってしまったり、親葉がカビたりすることもあるので、見極めが大事です。赤ちゃん苗の成長をじっくり観察して、「よし、いける!」と思った時がベストタイミングですよ。

ドキドキの鉢上げ作業!優しく植え付けよう

鉢上げに使う鉢は、2号(直径約6cm)くらいの小さめのもので十分です。いきなり大きな鉢に植えると、土が乾きにくくて根腐れの原因になることがあるので気をつけましょう。土は、多肉植物用の水はけの良い専用土がおすすめです。鉢底にネットを敷いて、鉢底石を少し入れ、その上に土を入れます。

葉挿しをしていた場所から、根っこを傷つけないように優しく赤ちゃん苗を取り上げます。ピンセットを使うと細かい作業がしやすいですよ。親葉がまだついている場合は、無理に取らずにつけたまま植えてOKです。根っこを広げるようにして鉢の中央に置き、周りにそっと土をかぶせます。この時、根っこがしっかり土に触れるように、でもギュウギュウ押し込まないようにするのがコツ。植え付けたら、根付くまで数日は水やりを控えて、明るい日陰で様子を見ましょう。

鉢上げのポイント

  • 鉢は小さめ(2号くらい)を選ぶ
  • 水はけの良い多肉植物用土を使う
  • 根っこを傷つけないように優しく扱う
  • 植え付け後は数日水やりを控える
  • 明るい日陰で管理する

鉢上げ後の管理と、次のステップ「植え替え」

無事に鉢上げができたら、しばらくは土が乾いたら軽く水やりをするくらいの頻度で、明るい日陰で育てます。赤ちゃん苗が新しい鉢に根付いて、少しずつ大きくなってきたら、徐々に日当たりの良い場所に慣らしていきましょう。ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。

鉢上げした葉挿し苗は、順調に育てば半年から1年くらいで鉢がいっぱいになるくらい大きくなります。根っこが鉢底の穴から出てきたり、水やりの際に水の吸い込みが悪くなったりしたら、「植え替え」のサインです。一回り大きな鉢に、新しい土で植え替えてあげましょう。こうして、葉っぱ一枚から始まった多肉植物が、立派な姿に育っていく過程を見守るのは、本当に楽しいものです。

多肉植物 葉挿し、挑戦してみませんか?

多肉植物の葉挿しは、正直、葉っぱを置けばすぐに増える!というほど単純ではないかもしれません。でも、適切な葉を選び、少しだけ手をかけて待ってあげれば、一枚の葉から新しい生命が芽吹く感動を味わえます。この記事で紹介した手順やポイントを押さえれば、きっと成功率は上がります。もし失敗しても、それは次へのステップ。諦めずに、色々な多肉植物で試してみてください。あなたのベランダや窓辺が、可愛い葉挿しベビーたちでいっぱいになる日も近いかもしれませんね。